私の勤めている会社では、バレンタインに三つチョコレートをもらえます。
内訳は
社長の嫁さん
若社長の嫁さん
事務員のオバチャン
これも数年前の話し。
問題のブツは若社長の奥さんにもらった物だったと記憶しています。
ウチは爺さんも同じ会社に勤めていて都合6個もらえるんですが、
爺さんは軽度の糖尿を患っているので、いわゆるフツーのチョコレートは食ってはいけないことになってます。
「どーすんソレ」
じいさん「家においときゃS(従弟)が食おうがな」
「ま、それもそうか」
甘党で辛党な私は帰宅後その日のうちに1袋を開けて完食、残りは後日に回すことにしました。
翌日、仕事から家に帰って夕食時に祖母が話しかけてきました。
ばーさん「あのアホみたいに酸っぱいチョコレートなんや」
「は?」
酸っぱいチョコレート……。そんなものは無かったように思ったのだが……。
「どれ食ったん?」
ばーさん「コレ」
色とりどりの数個の塊。そのうち1個にはかじったあとがありました。
若社長の奥さんにもらったブツです。
「なんじゃろね」
商品のタグを見てみるとそこには予想だにしない文字がかかれていました。
『入浴剤』
「ばーさんこれ入浴剤って書いてあるぞ」
「はぁ!? 入浴剤!?」
そうです、祖母はチョコレートと間違えて入浴剤を食っていたのです。
おそらく、糖尿の祖父や甘いものが苦手な人の事を考えて入浴剤にしてくれていたのでしょう。
ちなみに祖母が腹を壊したという話しはきいていません。
教訓:バレンタインにもらったからといってチョコレートとは限らない。