投稿レポート1492
投稿No.1492  投稿者/ほにゃ  2010/06/01

人に優しく

彼氏とお泊り旅行を企画した際のことでした。それまで行ったことのない観光地ということで神戸に行き、ガイドブック片手に入った焼肉屋さんで箸でちぎれる牛肉3切れを、財布と相談した上で二人して分かち合うなどしておりました。

最終日に「せめて最終日は気楽に食べよう。」と夕食はチェーン店らしき居酒屋風レストランに入り、各々好きに単品頼んでいましたが、彼氏は牛肉の鉄板焼きを頼みました。見た感じもお値段も神戸牛ではないことははっきりしていましたが、それだけにけっこう気軽にバクバク食べていました。

その晩、宿泊先のホテルで突然「お腹イタイ。」と唐突に彼氏がつぶやいた際、当事者でないので「食べすぎでしょ。お腹の中身出したらぁ?大丈夫しょ。」となどとのんきに受け答えしていたところ、彼氏は脂汗出してトイレに籠り、なおかつ嘔吐を始めたことで、やっと事の重大性に気付きました。ええ、どうみても洒落にならない状態で、自分が彼氏の体調不良に気付いていなかったということです。

トイレから脱出した彼氏に謝罪の言葉を述べながらポットで沸かした湯でお白湯作ってお腹温めて、救急車を呼ぶべきか悩みつつ…2時間は経っていたと思いますが、症状が落ち着いたらしく彼氏の寝息が聞こえてきた時、やっと安心して眠れました。

後日、彼氏と話をしていてわかったのですが、居酒屋の鉄板焼きは両面をひっくり返して焼くようメニューに記載されていたところを、彼氏が気付かず片面のみ焼いていて、色が変わったことで安心して口に入れたことが原因であったと思われます。少なくとも嘔吐によって入院は免れたようですが、あれから5年近くたつ今でも洒落にならなかった思い出として語り合っております。

人間は他人の苦しみを直接実感することはできません。だからこそというわけではないですが、特に食中毒による体調不良が分かり次第、誠実に応対してあげてください。

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