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04/03/27 洛陽文化遊覧

2004/03/27(土)
鄭州大学の留学生は2〜3ヶ月に1回ぐらいの割合で遠足(文化遊覧)がある。
今日は私にとって初めての遠足の日。行き先は洛陽だ。

以前、洛陽に行ったことのある人もいたりするので希望者だけの参加。費用は1人160元。
ベトナム人4人、韓国人3人、日本人2人、スーダン人1人の計10人が参加した。老師(先生)も含め15〜6人が小さなマイクロバスに乗り込み一路洛陽に向かいます。
O老師の子供も参加するようだ。彼の年齢は不明だが、たぶん小学校の低学年ぐらいの太り気味の男の子。ちょっと泣き虫で今後が少し心配になる。

そうこうするうちにバスは鄭州から高速に乗り、洛陽に向かって突っ走る。
車と車の間を縫うように頻繁に車線変更を繰り返し、どんどん他の車を追い抜かしていく。隣の車線に車が1台が入れる隙間が空いた!と思った次の瞬間には車線変更を始め、その隙間に割り込んで行くのだ。その時のスピードはおそらく時速100キロ前後。

「おいおい、まじかよ・・・。(怖)」

相手の車が大型トラック(こっちは完全に過積載)でもお構いなし。ぼろいマイクロバスの座席にシートベルトも無しに座っていることが非常に心細い。
中国に来る前は「中国で死ねたら本望だ」などと冗談を言ったこともあったが、やっぱり前言撤回。こんなところでは死にたくない。
バスの運転手のフォローをするつもりは無いが、日本人の目から見ると中国の運転手は皆スピード狂だ。今まで経験した中国人の運転は怖いものばかり。よく事故の当事者にならないで済んだものだと思う。

バスの窓から外を見ると高速道路の両側にはグランドキャニオンを小さくしたような雄大な景色が延々と続く。谷の下の方を見ると黄土色の岩山に掘った穴に人々が暮らしているのが見えた。
谷の下から上までは少しの平地も無駄にせずにだんだん畑になっている。畑には菜の花が一面に黄色い花を咲かせていた。とても美しい風景だった。
でも、そこで暮らす人々のことに考えを巡らせると景色の美しさ、雄大さの裏には大変な苦労があるのだろうな、と思った。


1時間半ほどで洛陽に着いた。最初は「白馬寺(バイマースー)」だ。中国で初めての仏教寺院らしい。
中国庭園がとても美しく、1日中ぶらぶらしても飽きないかもしれないほど良かった。芝生の上で昼寝が出来たらどんなに気持ち良かっただろう。

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白馬寺の写真。丸い門がなんかいい感じ。


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これも白馬寺。中国っぽくて絵になるなー(あっ、お爺さん、動かないでよ〜)


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白馬寺で見つけたペンギンのゴミ箱。やる気のない表情がなんとも言えない。


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白馬寺で見つけたイルカのゴミ箱。
(最近ゴミ箱ばかり撮っているな・・・)


次に昼食を腹一杯食べた後、世界遺産「竜門石窟」に向かった。
岩山のあちこちに穴が掘られ、内部には仏像が彫られている。まるで蜂の巣のようだ。

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近くから見た竜門石窟。よくこんなに彫ったものだ。


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石窟の内部。右側の壁のぶつぶつも全部仏像。すごい。


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竜門石窟の前には川が流れている。その対岸からの様子。
これだけ離れてもフレームに全体が収まらない。


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我的同学(同級生)。


その後「関林廟」に行った。関羽の首塚を見て、関羽が使っていたと言われる、めちゃくちゃ重たい刀を持ってみたりした後、洛陽を後にした。少し疲れた。

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関林廟の入り口付近の様子。


実は、今の時期は太陽が懐かしく感じるほど晴れの日が少ないです。そうかと思えば雨の日も少なく、毎日がどんよりした乾燥した日ばかり。
今回は奇跡的に晴れて良かった。同級生のAさんも相当嬉しかったらしく、はしゃぎまくり。
そしたら翌週、Aさんの喉は見事に壊れていましたとさ。(苦笑)

Aさんは最近、トイレの天井からうんこが降ってきたり、声が出なくなったりと散々な日々を送っている。(でも少しおいしい?)
めげるなAさん、がんばれAさん。


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