2004/02/19(木) 今回はパソコン用語がたくさん出てくるのでわからない人はごめんなさい。しかもかなり長いです。(なるべく易しく書いたつもりなので、もし良かったら読んでみて下さい。わからなくてもさらっと流してもらえれば良いです) 実はこの日記を書いていく上で1つ大きな問題が発生している。 このページを皆さんに見てもらう為には、ドン仲で使用しているサーバマシンにファイル(画像や文章)を入れる(これをアップロードと言う)必要がある。 でも、なぜか中国からファイルをアップロード出来ないのだ。 このままではいくら日記を書いても皆さんに見てもらうことが出来ない! 今は仕方がないのでメールでドン仲管理者軍団にファイルを送り、日本からアップロードしてもらっている。(はっし〜殿、ひらT殿>非常感謝) 以下にこの問題の原因として考えられるものを1つずつ上げながら考察を述べる。面倒な人は飛ばして下さい。 ○仮説1.中国政府にフィルタされている。 確かに中国政府がなんらかのフィルタ(都合の悪いものを排除する)を行っているとの情報がある。 それに引っかかっているのかとも考えたがドン仲のホームページは問題なく見れている。妨害するのであれば、通常はまずホームページを見れないようにするのではないかと思う。 それに以前使っていたサーバに対しては問題なくアップロードできるので、この仮説は無いと思う。 (少し気になるのは、以前使っていたサーバは日本にあるが、今のサーバはアメリカにある。この辺が関係しているのか?でも中国〜アメリカ間でファイルのアップロードが出来ないとなったら大きな問題になりそうだ。やはり関係無いだろう) ○仮説2.中国で使用しているプロバイダがFTPを拒否している。 仮説1の考察で説明済みではあるが、ドン仲が以前使用していたサーバにはアップロード出来るのでこれは無い。 ○仮説3.私のマシンのFTPツールの設定が間違っている。 実は中国に持ってきたパソコンでドン仲サーバにアップロードした実績が無かったりする。 FTPツールはFFFTPのVer1.92を使用している。FFFTPのホスト設定画面のキャプチャー画像を日本のドン仲管理者連中に送って確認してもらった。しかし、設定は間違っていないそうだ。 個人的にはこれではないかと思ったのだが・・・。う〜む(悩) ○仮説4.ファイアーウォール設定やワクチンソフトが邪魔をしている。 私のパソコンはWindowsXPなのでインターネット接続ファイアウォールの設定が考えられる。あと、もしかしたらノートンアンチウィルスがなんらかの邪魔をしていることも考えられる。 で、試しにインターネット接続ファイアウォールをオフにし、ノートンアンチウィルスも無効にしてみた。(これでアップロード出来るようになったとしてもそれはそれで困るのだが) 結果はNG。アップロードは出来なかった。それどころかしばらくしてブラウザがお亡くなりに。やっぱりインターネットは危険な場所だ。 その後、ワクチンソフトのパターンファイルを最新にした状態でマシンの完全スキャンを行ったがウィルスは検出されなかった。 ○仮説5.私の知らない何かの設定誤り。 これについてはお手上げです。わかりません。 まだ何か漏れがあったりするのだろうか? もしくは中国のインターネット特有の決まりごとでもあるのだろうか? どなたか詳しい方教えて下さい。情報はdiet@donnk.comまでお願いします。 ○仮説6.科学では説明出来ない現象が起きている。 ありえない。大槻教授に1票。 で、ひらTの助言もあり、今日は試しにインターネットカフェに行き、アップロード(FTP接続)が出来るか試してみることにした。 当初は街に溶け込んでいて、どの店がインターネットカフェなのか良くわからなかったが、だんだんわかってくるとビックリ。 大学の周りにあるわ、あるわ。日本では考えられないくらいの数のネットカフェ。どの店も学生でいっぱい。結構繁盛しているようだ。 青と黄色の看板の店は全部ネットカフェ。 少しわかりづらいが写真に写っている範囲に10件ぐらいのネットカフェがある。 店の名前はみんな最後に「」が付く。読みはワンバー(wangba)だ。 ワン(wang)は「網」を簡単にした字(簡体字といいます)。バー(ba)は英語のBARの音訳だろうか。 料金はどの店もだいたい1.5元/1時間。日本円にすると22.5円/1時間。 私は適当に店に入り、店員に言った。 ふぢ:「(ネットを使いたいです。大体30分ぐらい)」 店員:「(10分間。)」(←私にはこう言っているように聞こえた) は?何言ってるんだこの店員。十分間がなんだって? 店員は受付用紙を出し、私に名前を書き込ませながら、また「」と繰り返した。 あぁ、わかったぞ。たぶん店が込んでるから10分ぐらい待って欲しいということか。 ふぢ:「?(10分間待つんですか?)」 すると店員は困った顔をしながら紙に「」と書いた。 あ、身分証か!! (中国語を勉強している方はわかると思いますが[身分証。(shenfenzheng)]と[(shifenzhong)]は発音が似ているのです。特に[身]ですが店員はshenと発音していたのかもしれませんが私にはshiに聞こえました) ふぢ:「(今は持っていません)」 店員:「(じゃあ、ダメです)」 げげぇ〜、まじかよ。仕方ないパスポート取りに帰るか・・・。 ふぢ:「(そうですか。また来ます)」 寮までパスポートを取りに帰り、またすぐに店に行った。 パスポートを店員に出すと身分証は無いか再度確認された。でも無いモノは無い。 店員に「無い」と言ったらパスポートで勘弁してくれた。 しかし身分証ってなんの身分証だろう?学生証のことじゃないよな。自分はまだ学生証も貰ってないが。いくら大学の近くといっても客がみんな学生というわけもないだろうし。 中国人はみんな政府から身分証を貰っているのか?う〜む。疑問がまた1つ増えた。 店員から番号カードをもらい、やっとマシンの前にたどり着いた。 マシンの電源を入れると画面の真ん中に真っ赤なウィンドウが表示された。ボタンが3つある。でも中国語なので意味不明。 「なんだこれ?邪魔なウィンドウだなー」 とりあえず無視して操作しようとした。 「なんだこいつ、タスクバーが無いぞ。」 ウィンドウズキーを押したらスタートメニューは表示されたが、相変わらずタスクバーは表示されない。なんだこれ?と思いながら操作していたらマシンがフリーズした。しかた無いのでCTRL+ALT+DELキーを2回連打して再起動した。(OSはWindows98) しばらくして、Windowsが起動したらまた真っ赤なウィンドウがど真ん中に表示された。 「もしかして、これは使用時間かなにかの管理ソフトなんだろうか」 3つのボタンのうち一番左のボタンを押したら小さなウィンドウが表示された。IDとパスワードの入力画面らしい。 「IDとパスワードっていってもなぁ、そんなのもらってないぞ。」と思いながら手元の番号カードを見る。 そのまま1〜2分ほど悩んだ。それでもわからないので「仕方ない店員に聞くか。」と思いながら、なんとなく番号カードの裏を見ると、おおー、こんな身近なところに!(笑) 番号カードの裏のIDとパスワードを入力したら真っ赤な画面は消え、タスクバーが表示された。(行ったことないですが日本のネットカフェもこういうツールで管理しているのかな) 次に、DOSプロンプトのウィンドウを表示しようとするが、メニューの文字がみんな中国語なのでわけがわかりません。いくら探してもそれっぽいのが無い。 「もしかしたらメニューから削除しているかもしれないな。」 じゃあ、[ファイル名を指定して実行]から実行するか。 いろいろ苦労しながら、やっと本来の目的であるFTP接続を行ってみた。 結果は同じ。NGでした。FTPどころかpingも通らなかったです。 pingはサーバ側で拒否している可能性もあるが。 それにしてもFTPごときでこんなに苦労するとは思わなかった。 |