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食中毒への道 … おぇーな食事体験談投稿サイト


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種別Noタイトル経過投稿者掲載日
1601蟹ラーメン(磯で捕獲) 貝好き人間2011/08/14
1602昆布醤油 ロク2011/08/15
1603ポカ○スエ○ト たーちー2011/08/15
1604お饅頭 まいめろ2011/08/22
1605牡蠣にあたると眠い? みゅう2011/08/31
1606あんこが酸っぱい みゅう2011/08/31
1607恋のコロッケパン 序章 千本松2011/09/02
1608恋のコロッケパン 本編 千本松2011/09/04
1609恋のコロッケパン 最終章 千本松2011/09/06
1610豚串 暗黒医師2011/09/07




 No.1601  投稿者/貝好き人間   2011/08/14

  蟹ラーメン(磯で捕獲)

  学生時代に臨海実験所に泊まり込んだとき、夜の磯調査のついでに食材の足しにとカニをたくさん採集してきました。流通している種類のカニではありませんが、そこそこ大きく、味噌汁、カニ飯、塩茹でと食卓が賑やかになって、数人の仲間達と夕食になりました。

そんな中、塩茹でのカニの1匹の甲羅をパカッと開けたところ、「??!」…普通、カニの甲羅を開けると中はミソやエラなどが詰まっているのですが、そのカニの中はラーメンの麺がいっぱい詰まっていたのです。色、太さ、縮れ具体といい、まさにラーメンでした。

「何、これ?」
「げげっ!」
「ラーメン?」
「なわけないだろ!」
「寄生虫… だな…」

そう、それは寄生虫以外には考えらませんでした。不思議だったのは、寄生虫を取り除いたところ、エラなどの本来の中身が見当たらなかったことです。どうやって生きていたのでしょう?

ちなみに、他のカニは正常だったので、また熱処理したので大丈夫だろう(!)ということで、これ以外のカニは気にせず(笑)全部食べてしまいました。

教訓:魚介類の闇鍋はやめましょう。

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関連食材水産品類 > エビ・カニ・ウニ   虫 > その他虫  
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 No.1602  投稿者/ロク   2011/08/15

  昆布醤油

  ご無沙汰しております。最近は忙しく、寝る前に皆様の投稿をニタニタしながら見ていました(´∀`*)

そして久しぶりのクリーヒットとなった為、慌てて書き込みをした次第でございます(笑)


昨日の14日、突然カレーが食べたくなったので夕飯の買い出しへ☆オーソドックスなカレーが好きなので、ジャガイモや人参…至って普通の材料を購入(^^)

野菜を炒めてブイヨンを入れてコトコト…ここで隠し味に何か入れようかと考えておりました♪
んー…ケチャップと醤油にしよぉ(*^o^*)


まずケチャップ、そして醤油…???これいつ開けた醤油だっけ…
最近仕事で炊事をしなかった為、いつ開けたのかまったく記憶にありません。(私事ですが、やっと一人暮らし始めました)
まぁ〜半年は経ってないでしょう♪とお玉半分ほどIN。


美味しく出来たカレーを2杯食べ、突然友人が訪ねてきた為に手作りカレーをご馳走☆
普段誉めない友人がとても美味しいと喜んでくれてました(≧∇≦)

それから友人とTSUTAYAへ行き、ラブコメを借りて1時間ほど観ていた時です…腹が猛烈に痛い!!
なんか生まれそうな予感がする…急いでトイレに行きました。
ですが小出し(泣)痛いのに泥水みたいなものがちょびっちょびっと出るだけで痛さだけが残ります(-o-;)

ついには友人も痛いと言い、2人で顔面真っ青になりながらトイレの争奪戦3時間!!!
いま友人は精神が崩壊したのかニヤつきながら寝ております。
私は鈍い痛みを誤魔化す為、左足を抓りながら投稿中(笑)

カレーの材料、そしてケチャップは昨日今日と購入した物で、原因は賞味期間が擦り切れて読めない醤油にあるかと思います。友人には悪いことをしました(__*)


しかし痛い…陣痛ってこんな感じかな〜早く子供欲しい(´∀`人)
…自分が脳天気すぎて恐い(笑)

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 No.1603  投稿者/たーちー   2011/08/15

  ポカ○スエ○ト

  あれは真夏、炎天下の日でしたね。

だいたい3年くらい前、水筒にポ○リを入れてた日がありました。
入れてから、1週間経って、飲みました。ええ。
酸っぱくね?(^_^;)
いや、ポ○リはもともと少し酸っぱくね?と思ったので気にしませんでした。
その時、なんとフェ○ーに乗ってたんです(・○・;)オウノウ
しばらくして、お腹が殴られたみたいに痛くなりました。
船の揺れに苦戦しながらもトイレに駆け込み、肛門からハイドロポンプを発射いたしました。
(^o^;)
Gokuri☆アノポカリダナースパイナー
一晩氏にました


乱文長文意不テンションすいませんでした。
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 No.1604  投稿者/まいめろ   2011/08/22

  お饅頭

  
初めて投稿します!


食あたりなんて人生で皆無だったのに今日ついにやってしまいました。

夕食を食べてのんびりしてた時にふいに目に入った栗饅頭。
一口食べたら…すごく酸っぱい。
甘いはずのお饅頭からこんな刺激的な味がするなんて…。
何だか口がピリピリする。
そういえば2週間くらい真夏の台所にあったような…
口の中の欠片を吐けば良いものを全部飲み込んじゃいました…。

食べて4時間経った今物凄くお腹が痛い…
キリキリして変な汗が止まりません(泣)


やっぱり食い意地張ってはいけませんね(x_x;)



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関連食材菓子類 > 和菓子  
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 No.1605  投稿者/みゅう   2011/08/31

  牡蠣にあたると眠い?

  こちらを読んでいて思い出してしまいました・・・。

広島の宮島へと、主人とドライヴ。
宮島に行くのにフェリーに乗るとは知らなかった私は躊躇。
「船=酔う」と何故か思ってしまいまして。
そんなとき、ふと目に入ったのが牡蠣屋さんでした。
店先で殻付きをセットで売り、中では焼いて食べさせる、というところです。
折しも4月。
えっとあたらないのは・・・「R」の付く・・・いや「ER」の付く月、だっけかね・・・と考えていると、
主人が「あっ。牡蠣食べたいのぉ?」と言います。
知っています。主人が牡蠣好きなことを。おめーが食いたいんだろ。
「あれ食べたら(フェリーに乗って)行こう」と言うと、主人快諾。

1セット10個の焼き牡蠣を半分ずつ・・・なんですが、主人が不器用なので、附属のオイスターナイフで剥いてあげました。
そのままかポン酢をかけて「あっちち、ほくほく」、おいしかったです。

そして宮島を観光した後またフェリーで戻り、ちょっといいお店で夕飯を取ることになりました。
「厳島神社よかったねえ」「うん」
「鹿、かわいかったね」「うん」
「あー、潮干狩りしたかった、干潮だなんて思わなかったよ」「うん」・・・

・・・?

主人「うん」しか言わず。
疲れたのかな?、と思いつつ、コースメニューを選び、店員さんが去った後、主人「気持ち悪い」。
いつからなのかと聞くと、もう厳島神社に着いた辺りから・・・って、早く言えよ!

私「えっ。ど、どーする、このお店キャンセルしようか」
主「いや、いいよ。でも、帰り運転してくれる?」
私「おい、今、白ワイングラス半分のんじゃったじゃん。早く言えよ。あんた、お茶頼んだし、気にしなかったわ」
主「・・・んー、吐いてくる」
私「ああ。そうしなよ・・・それですっきりするならいいんだもの」
(知っていれば、コースの飲み物、私ソフトドリンクにしたのにな。あ、主人が戻って来た)
私「どう、すっきりした?」
主「いや、トイレと他の席が近くてさ・・・食事中の人に音がすると思って吐けなかった」
私「・・・・・・(知らね。こっそり吐け)」

結局、主人は帰り道の薬屋さんで正露丸を買って飲み、
どうにか家に帰ってきましたが、そんな食事が勿論楽しかったわけもなく、ホント「早く言え」。
早く言ってくれたらもっとマシだったろ・・・と今でも思います。

私自身は平気で、同じときに食べても平気。
牡蠣にあたるというのがどんなのかもわからなかったのですが、
主人を見てると「やたらと眠い」ようですね。
牡蠣を食べてのち、何故だか眠い、という場合は中毒かもしれませんよ。
私は幸運にも、牡蠣にあたったことはないのですが・・・。

さあ・・・これから冬へと・・・
皆さんが(私も)牡蠣にあたりませんように。
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関連食材水産品類 > カキ  
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 No.1606  投稿者/みゅう   2011/08/31

  あんこが酸っぱい

  最近の「まいめろさん」の投稿を読み、思い出しました。

小学校4年生くらいでしょうか、母の実家に行ったとき。
草餅が出てきました。
今は甘いものが苦手な女なのですが、当時は甘いもの大好き!
わあ、とかぶりつくと「何だかシュワシュワする」。
妹と母は平然としていますが、二口目は「シュワッと酸っぱい」。
これは違うよね・・・と意を決して母に「これ、酸っぱい」と言いました。

母は「あー? あんた風邪ひいてるから味覚がおかしいんだ」「食べたくなければ食べなきゃいいんだ」と。
かなり勇気が要ったのですが、残しました。
(田舎なので食べ物を残すって凄く悪く感じます。)

結果・・・
母と妹は腹を壊したようなので、あんこが酸っぱいのはアウトなんだなと思いました。
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 No.1607  投稿者/千本松   2011/09/02

  恋のコロッケパン 序章

  お久しぶりです
 
前置きが長すぎてメインがなんだかわからない千本松です
 
 
震災で実家がセシウムっててヒーヒー言いながら仏像起こしてまわってました
 
 
そんで福島に帰るキッカケがあったわけでミュージシャン業をお休みして高校の同窓会があってそこで友達と話していたらとある重大なイベントが起きて居た事を思い出しその話を書こうと思います
 
 
先に言って置きます
 
話がかなり複雑なので省くとこ省いても
 
超長くなります
 
 
まず主人公は五十嵐君と言います
 
淡く儚いピリッと酸味の効いた伝説の男
 
 
 
まず五十嵐がどういう人物かを教えねばならないな
 
 
人物を知らなくてもちゃんと楽しめるのでご安心を
 
 
 
・高二の夏
 
 
 
彼は野球部
 
 
名前は五十嵐良太
 
 
彼は○★安積高校野球部で五番サード
 
 
 
あれは夏の予選 二回戦だったな
 
俺は吹奏楽部の応援で客席と言う名の芝生でスネアを叩いていた
 
 
9回表
 
 
安積3対3双葉
 
 
ワンアウトランナー三塁
 
 
ここで次は五十嵐の打席
 
 
五十嵐はかなりの巨大でモアイのような顔した熱く優しい子でした
 
 
 
五十嵐がふとベンチから出て来てスタンド横のピッチングマウンドの所まで走ってきました
 
 
 
そこで五十嵐は学校が強制して応援に来ていたバレー部のグループを見付けました
 
 
 
すると
 
 
 
 
 
 
「和佳!俺お前の為にホームラン打つから! だから打てたら付き合って!」
 
 
 
 
バレー部は大騒ぎでした
 
 
 
 
俺は爆笑でした
 
 
 
いやでもこれがしょぼい予選だったからよかったもので もっと勝ち上がってスタンドが遠くなったり観客の応援で声が届かなかったりしたらどうするつもりだったのでしょうか
 
 
 
 
俺達は応援が真剣になりました
 
 
なんてったって彼は学生時代に伝説か究極の汚点を残すかの瀬戸際なのです
 
 
和佳ちゃんもバレー部のアイドル的存在
 
 
取りこぼしたらショックも相当なはずです
 
 
 
五十嵐が悠々と打席に入りました
 
 
その表情とたたずまいからはどこか吹っ切れた様子すら伺えます
 
 
 
さっきのバッターがレフト前へヒット
 
 
ワンアウト ランナー二、三塁
 
 
 
ここでホームランでも打とうものなら男でも惚れてしまいます
 
 
 
五十嵐が打席に入り構える寸前、物凄いガッカリしたような表情をしました
 
 
 
カレー味のウンコとウンコ味のカレーどっちか食わないと死ぬと言われたかの如く迷いの表情
 
 
 
彼はそこまでプレッシャーを感じてるのでしょうか
 
 
 
そして運命の一球目
 
 
 
 
五十嵐が大きく振りかぶった
 
 
 
 
 
 
 
 
そして
 
 
 
 
 
 
 
 
 
バント
 
 
 
 
 
そう、彼はスクイズのサイン出されていたのです
 
 
 
 
その瞬間ホントに面白く無ければクスりともしない俺が演奏を忘れる程の笑いをいただきました
 
 
腹がホントにちぎれるかと思った
 
 
同時に
 
 
 
は?
 
 
と バレー部の怒り混じりの疑問詞が飛び出したのがハッキリ覚えています
 
 
 
そして
 
 
 
ホームアウト
 
 
三塁タッチアウト
 
 
 
CHANGE
 
 
 
 
大惨事でした
 
 
 
こんなにも心が痛むチェンジを見たのは生まれて初めてでした
 
 
 
五十嵐が俺の目を見て
 
 
 
『手遅れになる前に説明しといて』
 
 
といった目でベンチから出てきたのがわかりました
 
 
 
 
なので俺は
 
 
 
 
「なぁ和佳パイ」
 
 
「なに?」
 
 
 
 
「五十嵐って格好悪いな」
 
 
「うーん、ホームラン打つって言ってバントだもんねぇ」
 
 
 
「俺ならホームラン打ってたぜ?もちろんお前の為に場外さ」
 
 
 
「えー ホント?」
 
 
 
「なんなら今から出てやってもいいぜ?」
 
 
「えっ?野球できんの?」
 
 
 
「ぉいぉい俺はこう見えて中学の県総体で最優秀選手賞もらってんだぜ?」
 
 
 
「えっリアルスラッガーじゃん ちょっと格好いいね」
 
 
「そうそう ホームラン予告してスクイ・・バントするような奴とは違うのよ」
 
 
 
 
五十嵐に向かって
 
 
 
『説明したらわかってくれたぜっ』
 
 
といった目でサード方向見てたら
 
 
 
もう1ぽーん!
 
 
 
というニュアンスで
 
 
 
ありあっとぉぉ!!!!
 
 
 
という掛け声が聞こえてきた
 
 
 
彼は本当に今の自分のチームの状況を理解して試合をしてるんだろうか
 
 
 
次の回点数入ったらお前のチームの夏が終わるんだぞ 
 
 
恋というのは恐ろしい
 
 
 
そして次の回も凌ぎ延長11回表
 
 
 
ワンアウト ランナー一塁
 
 
また五十嵐が回ってくる
 
 
 
 
五十嵐がまたダッシュしてきた
 
 
 
 
「和佳!さっきはゴメン!カイに話は聞いてると思うけど次は絶対打てるから今度こそお前の為にホームランとは言わないけどヒットで点いれっから見てて!」
 
 
 
和佳の え?何?言い訳?といった表情で僕は心を痛めてしまった
 
 
 
そして ツーアウトランナー二塁
 
 
 
ヒット打てば勝ち越しも見える
 
 
 
五十嵐は打席でもホッとしている
 
 
 
そりゃそうだ ツーアウトでスクイズなんて暴挙な指示だす監督がいたらそいつは野球の教則本から始めなくてはならない
 
 
 
 
いくぞオルァァァ!
 
 
 
 
 
五十嵐君気持ちはわかるがそこは お願いします!だろう
 
 
 
 
運命の一球目
 
 
 
 
 
 
スパーン
 
 
 
 
 
 
ボール
 
 
 
 
 
 
そして2球目
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カーーーン
 
 
 
 
 
 
ざわつく
 
 
 
歓声があがる
 
 
 
 
 
 
 
それは
 
 
 
 
 
 
 
 
レフトフライ
 
 
 
 
 
流石に可哀相になってきた 
 
 
 
 
「な、なぁ和佳パイ」
 
 
「ん?なに?」
 
 
「今の五十嵐は凄い事をしたんだよ」
 
 
「えーだってアウトだったよ?」
 
 
「今の五十嵐が打った球はSFFと言ってだね、スプリットフィンガードファストボールと言う球なんだよ」
 
 
「えっ なにそれ」
 
 
「つまり目茶苦茶早い変化球だな」
 
 
「それって凄いの?」
 
 
「20世紀最後の魔球って呼ばれた凄い球なのよ」
 
 
「えっ でもそんな凄い球投げるピッチャーがなんで三点も取られたの?」
 
 
 
「えーとね・・・」
 
 
「ち・・・ちっと待って・・・一分あれば思いつくから」
 
 
 
「ナニソレ」
 
 
 
 
ゴメン五十嵐 僕に君の技量不足を言葉で補うには時間が早過ぎた
 
 
テレパシーで五十嵐に伝わった気がする
 
 
 
そして見事裏でサヨナラ負けになった
 
 
 
五十嵐が次の日学校で
 
 
 
「和佳!昨日はゴメン本当情けなくて」
 
 
「いや、いいよ 打とうと思って100パー打てたらプロになってるもん」
 
 
「優しいな・・・ だから和佳!俺はお前が好きなんだわ!付き合ってもらえないですか!?」
 
 
 
 
「うん、今好きな人ってか気になってる人いるからさゴメン」
 
 
 
 
 
 
五十嵐は早退した
 
 
 
 
 
そして俺は四日後
 
 
 
和佳とバッティングセンター後の映画にて付き合う事になったという
 
 
 
 
 
 
と これが五十嵐君という人生が哀しみに追いかけられ続けた少年
 
 
そこで彼のもう一つの伝説を綴ろうと思う
 
 
 
・高二の冬
 
 
 
彼は突然こう言った
 
 
 
 
「なぁ先輩」
 
 
 
「なんだ同級生」
 
 
 
「しっかりしてるようだけどちょっと抜けてて純情でほんのり可愛くてピリッと酸味の効いた可愛い娘を紹介してください」
 
 
 
「無理」
 
 
 
「なんでですか」
 
 
 
「まず注文がカスタムオーダー過ぎるし可愛いって二回言ったから」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「和桂・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「わかった任せろ」
 
 
 
そして俺は地元の友達を紹介したんだ
 
 
名前はどこで本人見てるかわからんから苗字は書かんが「ゆかちゃん」
 
 
 
とりあえず彼に紹介した
 
 
すると
 
 
 
「カイさーん!!!」
 
 
 
「暑苦しいから寄んな」
 
 
 
「何言ってんすか もう春ですよ〜」
 
 
「冬だバカ」
 
 
 
「いや〜俺はもう春なんで〜」
 
 
「お前ら付き合ったんだろ?」
 
 
 
「えっ よく知ってんね」
 
 
 
「えっ マジで」
 
 
 
「いやそのまさかなんだってよ〜」
 
 
 
「お前・・・紹介してまだ二日だぞ・・・」
 
 
 
「いや〜やっぱ俺の LOVE か伝わったんじゃ〜ん」
 
 
 
「お前次LOVEって言ったら殺すぞ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ラヴュ」
 
 
 
 
ガシャーーーーン
 
 
 
俺は気付いたら彼を椅子で殴打していた
 
 
それほど勘に触る顔だったという事だ
 
 
 
そして一週間位経ち
 
 
 
 
 
「カイさ〜〜〜ん」
 
 
 
「なんでしょうか五十嵐さん」
 
 
 
「俺人生楽しいんですわ〜ホンっっっっトに」
 
 
 
「さいですか」
 
 
 
「スゲェものみせよか?」
 
 
 
「なんだ?また腐ったアクエリアスか?」
 
 
 
「俺の人生初の代物なんだってばよホレ」
 
 
 
「こ、これは・・・」
 
 
 
 
「そうそのまさかよ〜」
 
 
 
 
 
 
キスプリ
 
 
 
 
 
まさか五十嵐がこんな若者の乱れから生じるお互いがアホじゃなきゃ実現しない産物を生み出す事になろうとは
 
 
 
しかし・・・
 
 
 
中学生時代にはそんなアホには見えなかったあの娘がこんな無茶に付き合うとは・・・
 
 
 
 
 
 
 
だが それか三日程して映画化も実現しかねない事件が起きる事は まだ誰も知らなかった
 
 
 
まぁ知りたくもないが
 
 
 
 
約二週間後
 
 
 
 
 
平日の放課後俺は吹奏楽の練習中だった
 
 
 
 
「一生涯のため〜自分のために〜♪」
 
 
 
着信アリ
 
 
ピッ
 
「ぉう なんだよ」
 
 
 
「あっ カイさんですか」
 
 
 
「はいそうです」
 
 
 
「ちょっと聞いて欲しい話があるんですよ〜」
 
 
 
 
ピッ
 
 
 
通話時間 00:19
 
 
 
 
 
 
一生涯の為〜
 
 
 
 
 
「うぜぇ・・・」
 
 
ピッ
 
 
「はい」
 
 
 
「なんで切ったんすか」
 
 
 
「いや耳が勝手に3の上のボタン押しやがったんすわ」
 
 
 
「あっそうだったんですか」 
 
 
 
あっそうだったんですか じゃねぇよ・・・
 
 
 
「んでなに?」
 
 
 
「いやちょっとドトール来てくんない?」
 
 
 
「お前野球はどうした」
 
 
 
「魚の目の治療って言って抜けてきた」
 
 
 
「そんなんだから和佳にフラれんだろが・・・」
 
 
 
「えっ?なんて」
 
 
 
「いや後ろに居たウサギがなんか喋ってただけ」
 
 
 
「あそう とりあえず来てくれよ」
 
 
 
「お前・・・俺部活中だっつの」
 
 
 
「いいから頼むよ ゆかの事なんだぉ」
 
 
 
 
 
ピッ
 
 
 
 
 
一生涯の
 
 
 
ピッ
 
 
 
 
「理由はわかるな?」
 
 
 
「すいませんカイさん」
 
 
 
「終わってから行ってやるよ」
 
 
「わかった 結構急な話だから」
 
 

後半へ続く
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 No.1608  投稿者/千本松   2011/09/04

  恋のコロッケパン 本編

  そして忌ま忌ましいゴリラの待つドトールへ到着
 
 
 
 
「何があったのよ」
 
 
「いや誕生日プレゼントもらったじゃん?その後にさぁ ラビットに行こうって話を切り出したの」
 
 
 
 
「馬鹿か貴様」
 
 
 
 
「いや だって俺達付き合ってんだよ」
 
 
 
 
「付き合って三週間で微遠距離のあまりよく知らない相手にラブホ誘うかバカ」
 
 
 
「いやもう一日300件はメールしてるんだぜ?」
 
 
 
 
「さんびゃ・・・ まぁそんでどうなったのよ」
 
 
 
 
 
「お金ないからまたダメって言われた」
 
 
 
 
「愛がないからの間違いじゃねぇの?」
 
 
 
「愛がなかったらキスプリなんて撮れねぇってば〜」
 
 
 
「いや最近の女は究極にモラル欠如してっからまともな人間として認識する方がどうかしてんぞ」
 
 
 
「ゆかは別だってばよ〜」
 
 
 
「まぁまともな人間のはずだが・・・ うちの地元の女は半数が高校行って頭腐ったりビッチデビューしてっからなぁ」
 
 
 
「まぁゆかは数少ない純情娘だったんだよ、だから照れてるだけなんだよ〜」
 
 
 
 
イラ
 
 
 
何故こうも恋愛すると人間というのはポジティブになるのだろうか
 
 
何故その脳内麻痺で世界の幾手数多のバカップルが破滅に向かった事という事実から何も学ばないのか
 
 
恐ろしい
 
 
 
「逆に照れてるだけって解答が見付かったなら俺に相談する意味なくね?」
 
 
 
「いや話はまだあるんだっ・・・・・・ちょっと待って」
 
 
 
 
「なんだよ・・・」
 
 
 
 
 
「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」
 
 
 
 
バシィィィィィィィィ
 
 
 
 
 
「公共の場で必要以上の音量を出すな某伽者が」
 
 
 
「痛ってぇぇぇ・・・ボウズに張り手はキツイって・・・」
 
 
 
「んでなんだよ」
 
 
 
 
「あっ!そうそう 今ゆかからメール来たのよ!なんて来たと思う〜?」
 
 
 
 
 
「次のデートで行こうね」
 
 
 
 
「せ・・・正解」
 
 
 
本人のプライバシーの尊重の為 詳しい内容は伏せております
 
 
 
 
「ここまで来ると預言者だな俺も」
 
 
 
「いよっしゃぁぁぁぁぁ!!!やっぱ照れてただけなんだってーー!!!」
 
 
 
 
「あらそう」
 
 
 
「これで俺も卒業生になれるーー!!!」
 
 
 
 
「は?お前まだ二年じ・・あーそゆことね」
 
 
 
「ラブ&ピース!!!いや ラブ=ピース!!!」
 
 
 
 
「死ね」
 
 
 
 
そうして彼はドトールのELTサンドを片手に愛について小一時間僕のトイメンで語り尽くした
 
 
 
彼臼わく 愛とは自分の世界を変えるきっかけとして神様が気まぐれに与えてくれるご褒美らしい
 
 
 
でもね 五十嵐君
 
愛という字は真ん中に心があるから真心で好きになる事を言うんだよ
 
 
逆に恋は下心というのだが君は果たしてどっちなのだろうか
 
 
是非彼に伝えたがったが正直彼はこう答えるだろう
 
 
 
 
どっちでもいい
 
 

 
 
 
言うだけ無駄
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな幸せの絶頂の彼がドトールで愛を歌ってから三日後
 
 
 
平日の放課後 またいつものように夕陽を浴びながら教室で吹奏楽の練習中
 
 
 
 
 
一生涯のため〜
 
 
 
 
「チッ」
 
 
 
 
ピッ
 
 
 
 
「ふぅ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一生涯のため〜自分の為に〜頑張〜って歩いて〜きたけど〜夢の中で終わ〜ってしま〜うんだ〜
 
ジャージャージャジャッジャージャジャジャジャッジャジャ
 
 
支えてくれている〜あなたの為に〜あなたのうた〜をつ〜く〜って〜 幸せだけど〜だけどむなし〜んだ〜 
 
 
 
「・・・・・・」
 
 
 
春風揺られ桜散る〜 この胸ずっど空に舞う〜 あなたと見た綺麗なそら〜 ど〜こ〜へ〜ゆく〜
 
 
ジャージャージャジャッジャー ジャジャジャジャジャジャ
 
 
僕の〜中の ピッ
 
 
 
 
「はいもしもし・・・」
 
 
 
「あっもしもしカイ?」
 
 
 
 
「お前普通サビまでかけるか・・・?」
 
 
 
「いや今大変なんだよ!」
 
 
 
 
「なに」
 
 
 
 
「急にゆかが もう疲れた ってメールして来てそれから返事こないんだよ!」
 
 
 
「へー」
 
 
 
「だから今から都路行ってくるんだけどどうやって行けばいいの!?」
 
 
 
「え お前もう5時だぞ」
 
 
 
「いいから!行き方教えてくれよ!」
 
 
 
 
 
お前には行き方より先に生き方を学んで欲しい と言いたかったが真剣っぽかったのでやめといた
 
 
 
「とりあえず安積永盛駅から船引駅に行け 今すぐだ」
 
 
 
「わかった!!!また着いたら連絡する!」
 
 
 
「ぉ・・・ぉい」
 
 
プツッ
 
 
 
「あのクソ野郎め まぁいいや」
 
 
 
 
40分後
 
 
 
 
 
一生涯のため〜じぶ
 
 
ピッ
 
 
 
「ぉう着いたか?」
 
 
 
「着いたよ!都路こっから歩いてどんくらい?5分くらい?」
 
 
 
「ボケ!だから人の話聞けつってんのに いいかうちの村は電車なんてもんは存在しない 唯一到達するには一時間に一本あるかないかのバスだ」
 
 
 
「そうなんだ!なんてバスに乗ればいいの!?」
 
 
 
「古道車庫行きって奴だ急げ もう6時過ぎだから最終バスが出ちまう時間だぞ」
 
 
 
「わ、わかった!バス停はどこにあ・・・あぁぁっ!!!!!!」
 
 
 
「どうした!」
 
 
 
「ブロォォォ」
 
 
 
 
「ヤベェ!今目の前走ってるのがそれっぽい!!!」
 
 
 
「!!!?? バカヤロウそれが最終だ!」
 
 
 
「ど、どうしよう!!?」
 
 
 
「バカ!追え!!!」
 
 
 
 
「っしゃ!わかった!」
 
 
 
 
 
 
「おぉぉい!!!待ってぇぇぇ!!!」
 
 
 
 
バンバンバンバン
 
 
 
彼は全速力でバスに追い付き車体を乱打
 
 
 
プシュー
 
 
 
 
「ハァッハァッ・・・すいません・・・乗せてくだ・・・・・・」
 
 
 
「くだ・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<中妻小学校前行き>
 
 
 
 
 
 
「えっ」
 
 
 
 
 
 
ブロォォォ
 
 
 
 
 
 
 
「えっ」
 
 
 
 
 
「どうした五十嵐!乗れたのか!?」
 
 
 
 
「いや・・・えっ・・・?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「江っ?」
 
 
 
「え じゃねーよ聞いてんのか!何したんだよ!」
 
 
 
「すいません降ります」
 
 
 
「ぉい!」
 
 
 
「えっと・・・今止めたのが中妻小学校行きって書いてあって・・・その横を古道行きが通過してった・・・」
 
 
 
 
「なにぃ!? 追え!」
 
 
 
「いやもう終える距離じゃない こうなりゃタクシーだ」
 
 
 
「マジか! 金大丈夫なのか!!?一万位飛ぶぞ!」
 
 
 
「すいませーん!」
 
 
 
ガチャ
 
 
 
 
「ハァッハァッ・・・あのバス追って下さいっっ!!!」
 
 
 
 
「なにぃ!!?」
 
 
 
「えっ?あの古道行きのバスかい?」
 
 
 
「そうです!ほら早く!!!」
 
 
 
 
 
初めて見た タクシーに〜を追って下さいって言った奴
 
 
 
「あっはいわかりました」
 
 
 
 
 
 
「おいどうなった?」
 
 
 
「追ってもらってる 途中でバス抜いてもらって次のバス停で待てばギリギリ金も持つ」
 
 
 
「おぉ!なんか知らんが冴えてやがる」
 
 
 
 
「とりあえず問題ないっしょ?」
 
 
 
 
 
 
「ん・・・? バカ野郎! バス停なんかほとんどねぇぞ!」
 
 
 
「えっ」
 
 
 
「えっ じゃねー!!! なんとかしろー!」
 
 
 
 
「ま・・・待ってて」
 
 
 
「すいません運転手さん、あのバスって抜けますか・・・?」
 
 
 
「うーん・・・ちょっと常葉越えるまでは無理だない」
 
 
 
「そこまで・・・どんくらいかかりますか?」
 
 
 
「うーむ・・・時間だと15分位だない」
 
 
 
「実は僕お金無いんですよ」 
 
 
 
「えっ」
 
 
 
 
運転手まで えっ って言い出す始末
 
 
 
 
「い・・・いやゼロってわけじゃないんですけど五千円位しかないんですよ」
 
 
 
「あー はいはい」
 
 
 
「それで都路村って行けませんよね?」
 
 
 
「うーんちょっと厳しいない」
 
 
 
「だからあのバスを先回りして次のバス停で降ろして欲しいんですよ」
 
 
 
 
「あーなるほどね すぐはちょっと出来ないから抜ける時あったらすぐ抜きますんでね」
 
 
 
「すいませんお願いします・・・」
 
 
 
「あっもしもし ってわけだけど大丈夫かな?」
 
 
 
「うーん・・・山根ってとこ越えねぇと抜く場所なんかねぇと思うんだが・・・」
 
 
 
「でもバス停で誰かいたらバス停まるからそれ抜けばいいんじゃない?」
 
 
 
「バカ者 古道行きなんて乗る奴は都路から田村高校通ってる奴だけだ バス停なんて人がいるわけがない、田村郡を舐めるな しかも船引から山根までは黄色車線だからホントにバス停で停まる以外抜く方法はねぇぞ」
 
 
 
「マジか・・・とりあえず抜いてもらうよ どのみちそれしかないから賭けてみるよ」
 
 
 
 
 
そうして案の定20分程してもバスが停まる事は無かった
 
 
 
「カイ・・・俺どうしたらいいかなぁ・・・」
 
 
 
「いや・・・もう手段が思い付かん・・・」
 
 
 
 
ちょうど運転手が
 
 
 
 
「お兄さん、ゴメンね抜けなくて もうすぐ五千円だけど大丈夫・・・?」
 
 
 
 
「あっ・・・いやもうどうしていいか・・・」
 
 
 
 
「・・・わかった 私がなんとかしてみますよ あのバスに乗りたいんだよね?」
 
 
 
 
「えっ あっはい」
 
 
 
 
突然タクシーが車線無視でバスを追い抜き始める
 
 
 
 
「ぉい 何が起きた!」
 
 
 
 
返答はなかった
 
 
 
 
ブゥゥゥゥン
 
 
キッ
 
 
 
バタン
 
 
 
 
「ぉーーーい」
 
 
 
 
後に五十嵐に聞いた話によると なんとタクシーの運転手がバスを抜いて100メートル程先にタクシーを止め外に出て手を振りバスを止めたそうな
 
 
 
 
「もしもし カイ?バス止めたよ」
 
 
 
「マジか!どうやって!」
 
 
 
「詳しくは明日話すよ」
 
 
 
「そ、そうか なんだか随分いい声になったな」
 
 
 
「うん なんか俺今ならなんでも出来そうな気がしてきた」
 
 
 
「わかった・・・んじゃ行って決めてこい」
 
 
 
「うん 色々ありがとね それじゃ」
 
 
 
 
プツッ
 
 
 
 
通話時間 01:26:42
 
 
 
 
これが彼からの最期の通信となった
 
 
 
しかも不運な事に運命の悪戯か この無理矢理停車させたバスに俺の幼なじみが乗っていたという
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 No.1609  投稿者/千本松   2011/09/06

  恋のコロッケパン 最終章

   
序章からお読み下さい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
五十嵐はバスの中
 
 
 
財布を見ると
 
 
「322円・・・?」
 
 
 
 
とわ言ったものの実は彼はもう都路のすぐ側でバスに乗っていたのだ
 
 
 
 
「次は〜岩井沢小学校前〜」 
 
 
 
 
ポーーン
 
 
 
 
 
停車ボタンを押す
 
 
 

 
 
バス賃は210円
 
 
 
 
残金は110円
 
缶コーヒーすら買えない
 
 
 
 
そして
 
 
 
 
「さて どうしよう 来たのはいいけど・・・電話してみようかな・・・」
 
 
 
 
プルルルルルルル
 
 
 
 
「出ない・・・」
 
 
 
 
 
「参ったなぁ・・・」
 
 
 
 
「どこに居るんだよ・・・ゆか・・・」
 
 
 
 
翌日話を聞いてて 家じゃね?って思った
 
 
 
 
 
郡山のように娯楽施設も無ければ人もまず居ない山の中の無機質な場所
 
 
 
いくら歩いてもいくら金があろうが何も無い
 
 
それが都路村
 
 
 
そんな無の地での孤独に彼は涙を流した
 
 
 
 
 
そうして小学校の前で座り込み
 
 
待つ事4時間
 
 
 
すでに時刻は23時
 
 
 
 
彼の電話に一本の電話が来る
 
 

 
 
 
 
 
ゆか
 
 
 
 
 
 
「・・・もしもし」
 
 
 
「あっもしもし 良太どうしたの?」
 
 
 
「・・・今都路にいるんだ」
 
 
 
 
「えっ!なんで!!?」
 
 
 
 
「いや・・・ゆかがもう疲れたって言ってからメールが返ってこないから・・・   俺から離れてっちゃう気がして・・・」
 
 
 
「えっ・・・!?違うよ!バイトの話だよ!」
 
 
 
 
「えっ」
 
 
 
 
「電話くれた時もバイト中だったんだよ! 今終わったんだよ」
 
 
 
 
「そ・・・そうなの? とりあえず今から会えないかな・・・?ダメかな・・・?」
 
 
 
 
「今都路のどこらへんにいるの?カイの家?」
 
 
 
 
「うぅん・・・小学校の前」
 
 
 
 
「古小?」
 
 
 
「岩井沢の小学校」
 
 
 
 
「え!? いつからいたの!!?」
 
 
 
「7時前・・・」
 
 
 
 
「うそ・・・今すぐ行くね・・・」 
 
 
 
 
「うん・・・待ってる」
 
 
 
 
プツッ
 
 
 
 
 
 
 
三分後
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「亮太!」
 
 
 
 
 
 
 
 
「あぁ・・・」
 
 
 
 
 
「ゆか・・・」
 
 
 
 
 
 
 
BGM UVERworld/クオリア
 
 
 
 
 
 
 
「・・・やっと見付けた・・・」
 
 
 
 
「ゴメンね・・・誤解させるような事して・・・」
 
 
 
 
 
「うぅん 俺もこんなとこまできて迷惑かけてゴメン」
 
 
 
「冬の気温で4時間も居たんでしょ・・・?大丈夫?」
 
 
 
「うん・・・なんかゆかに嫌われてないってわかったらスゲェあったかくなったよ」
 
 
 
「わかる前とかやばかったんじゃん・・・ 絶対風邪引いちゃうよ・・・」
 
 
 
 
 
 
「あぁ・・・ゆか」
 
 
 
 
五十嵐は強く抱きしめたそうな
 
 
 
 
「亮太・・・」
 
 
 
 
 
「俺初めて人を好きになったよ マジで・・・」
 
 
 
「うん あたしも好き」
 
 
 
 
「うん 安心した」
 
 
 
 
「それでこれからどうする? うちは親が居るから男の人泊められないんだ・・・ゴメン」
 
 
 
 
「うん 歩って帰るよ」
 
 
 
「無理だよ・・・寒いしホントに死んじゃうよ・・・」
 
 
 
「でも野宿しても同じだよ、なら歩った方がプラスになるよ」
 
 
 
「えぇっ・・・ んじゃちょっと待って」
 
 
 
「えっ」
 
 
 
 
 
カパ
 
 
 
 
 
「これで郡山までタクシーで帰りなよ」
 
 
 
 
「えっ 五千円?いや悪いよ・・・俺が勝手に来たのに・・・」
 
 
 
 
「うーん・・・それなら貸しとくって事にしよ?」
 
 
 
「あっ うんそれなら」
 
 
 
 
「それじゃタクシー呼んだから気をつけて帰ってね」
 
 
 
 
 
「・・・ゆか」
 
 
 
 
 
こうして五十嵐はタクシーの到着と共に都路村を後にした
 
 
 
 
 
 
そこで彼は気付いた
 
 
 
 
 
 
 
「そういや五千円じゃ郡山帰れねぇ・・・」
 
 
 
 
 
彼は全ての山を越えて気が抜けていたのだろい
 
 
 
そんな簡単な事も気が付かなかったのだ
 
 
 
 
 
「運転手さん」
 
 
 
「はい」
 
 
 
「ここから1番近い駅ってどこですか?」
 
 
 
 
「磐城常葉駅ですね」
 
 
 
そう 船引駅より近くに磐城常葉駅という駅が都路村の最寄り駅なのだ
 
 
 
なぜ五十嵐を船引駅に降ろしたかというと船引駅にしかバスがないからである
 
 
 
 
「五千円でそこまで行けますか・・・?」
 
 
 
「まぁなんとか行けると思いますよ しかしこんな時間に学生服で都路村居るなんて珍しいですねお客さん」
 
 
 
 
「いやまぁ色々あって」
 
 
 
 
「ちなみに駅言っても電車は10時頃で終わってますけど大丈夫ですか?」
 
 
 
「あっはい 始発まで駅で寝るんで」
 
 
 
 
20分後
 
 
 
 
「まだ駅じゃないけど一応この先3分位真っすぐ行くと磐城常葉駅なんで」
 
 
 
 
五千円で駅近辺には来れたようだ
 
 
 
 
「それじゃ気をつけてね」
 
 
 
「はい ありがとうございます」
 
 
 
 
 
 
「街灯がねぇ・・・」
 
 
 
 
常葉と大越の間は携帯の電波が無い状態で事故ったりしたら朝まで動いてはいけないと言われる程の無光地帯なのだ
 
 
だが彼はケータイのライトを頼りになんとか駅に到達 
 
 
 
 
 
そこのタイミングで
 
 
 
 
プルルルルルル(着信音は不明)
 
 
 
「もしもし」
 
 
 
「ぉいゴリ 生きてるか?」
 
 
 
「あぁかいさん 全てが上手くいきました」
 
 
 
「今船引の先輩に無理言って迎え来てもらって船引にいんだけどお前今どこにいんだ?」
 
 
 
「磐城常葉って駅にいる」
 
 
 
「やっぱか さとゆの親厳しいから泊まる事はないと思って迎え来てやったぞ」
 
 
 
「かいさん あんたって人は・・・」
 
 
 
こうして 五十嵐と合流
 
 
 
 
そこで
 
 
 
 
 
「俺明日っつーか今日仕事だから郡山まで送ってくのは無理だぞ?」
 
 
 
 
 
おっつ
 
 
 
 
まさかのプランミス
 
 
 
 
これだから社会人は
 
 
 
 
仕方ないのでゴリラと磐城常葉の駅で野宿してやる事に
 
 
 

 
 
俺は磐城常葉の駅小屋が鍵が閉まっていない事を知っていたので寒さを凌ぐ為に中へ
 
 
 
 
「ふぅ」
 
 
 
 
「よぉゴリ どうなったか聞かせろよ」
 
 
 
「あっうん えーとね」
 
 
 
 
 
なんとまぁ身体が痒くなるようなクサイやり取りをしてたんだこいつらは と思ったが彼は実際の状況を必死に二役演技で説明するからあえてなんも言わんかった
 
 
 
 
程無くして8分後頃
 
 
 
 
ブゥゥゥ ブゥゥゥ ブゥゥゥ
 
 
 
 
「おい 電話鳴ってんぞ」
 
 
 
 
「あっ大丈夫メールだから」 
 
 
 
「あそう」
 
 
 
「おっっっっ!! ゆかだ!!!!!!」
 
 
 
「うるせぇ・・・ ノロケはもう勘弁してくれ・・・」
 
 
 
 
「心配してんのかなぁ〜 かいさん一緒に見ようぜ」
 
 
 
「あーはいはい・・・どれ」
 
 
 
 
ポチ
 
 
 
 
 
今日はホント心配させちゃってゴメンね
 
わざわざそんな事で来てくれてありがとう
ホント大好きだよ
 
 
 
 
 
ごめんね さようなら
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「・・・・・・」
 
 
 
 
「こ・・・これは・・・」
 
 
 
 
「・・・・・・・・・・・・」
 
 
 
 
「い、五十嵐さん・・・?」
 
 
 
「・・・・・・・・・・・・」
 
 
 
 
あぁ 五十嵐がギターが弾けなくなった松本のようになってしまった
 
 
 
 

 
人とはこんなに無の表情が出来るのだろうか
 
 
本当の無表情を見た気がする
 
 
 
 
「・・・サン」
 
 
 
 
「な、なんだ五十嵐」
 
 
 
「カイサン・・・」
 
 
 
「お、ぉう なんだ」
 
 
 
 
「コンナニツライナラコイナンテ・・・アイナンテイラナイデス・・・」
 
 
 
 
どっかで聞いたようなセリフだが五十嵐がなんとか会話能力を取り戻した
 
 
 
次の瞬間だった
 
 
 
 
 
「あ"あ"ぁあ"ぁぁあ"ぁあぁ"ぁぁぁあ"ぁ!!!!!!!!!」 
 
 
 
 
ひぇー怖いーー
 
 
 
五十嵐がバグってしまった
 
 
 
 
ひとしきり五十嵐が絶叫してバグった後システムダウンまで大体15分
 
 
 
 
「大丈夫すか五十嵐さん」
 
 
 
「かいさん・・・俺もうダメだ・・・死ぬ」
 
 
 
その時だ
 
 
 
ガサッッ
 
 
 
 
五十嵐の座ってた木のベンチの下に何かがあるようだ 
 
 
「お前カカトになんか当たんなかったか?」
 
 
 
 
「えっ・・・なんだろ」
 
 
 
 
 
「何それ」
 
 
 
 
「コロッケパン・・・?」
 
 
 
「うわぁやばそうだな・・・」
 
 
 
 
「かいさん・・・」
 
 
 
「な、なに」
 
 
 
「俺昼からなんも食って無いんすよねぇ・・・」
 
 
 
 
「おい賞味期限はどうなってんだよ」
 
 
 
「わかんない・・・真っ暗だし月明かりだと確認しずらい・・・」
 
 
 
「やめとけ 流石に無理がある」
 
 
 
「なんか・・・これ食ったらゆかが戻って来てくれる気がするんすよ・・・」
 
 
 
「それはコロッケパンの形をした死神だ よせ」
 
 
 
とは言いつつ見た感じ大丈夫そうって思えなくもない 
 
 
なんかいつしかそんな気がしてた
 
 
 
「あー・・・んじゃわかった 半分づつ食おう」
 
 
「流石かいさん・・・付き合ってくれるんすね・・・」
 
 
 
 
開封
 
 
 
 
ムシリ
 
 
 
「んじゃ五十嵐の復縁を願って乾パン」
 
 
「乾パン」
 
 
 
 
パクッッ
 
 
 
ムシャシャ
 
 
 
 
「おっ 普通に食えるじゃ・・・・・・」
 
 
 
 
「・・・・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ぐぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
 
 
 
 
何 このコロッケパンには有り得ないシャキプチ感
 
 
同時に広がる未知の不快な苦み
 
 
 
月明かりにそれを照らしてみる
 
 
 
なんと・・・
 
 
 
コロッケパンの内部にカビと思われるピカソ模様
 
 
及び ヒョウタンゴミムシと思われる小さな甲殻昆虫が埋まってる
 
 
袋を見てみると 開封した口の反対側が開いていた
 
 
 
山の駅だからこそのこの状態
 
 
 
「おい・・・いがらし・・・」
 
 
 
 
ムシャムシャムシャムシャムシャムシャ
 
 
 
 
「何進んでんだぁぁああ!!!!やめろぉぉぉ!!!!」
 
 
 
 
「これ・・・食わないとゆかが・・・・・・ゆかが・・・」
 
 
 
 
もうダメだ 完全に壊れた 
 
 
 
俺はそんなバグゴリラより口の中の耐え難い不快な苦味を拭い去るために水道を探した
 
 
だが
 
 
そんなもの無い
 
 
 
仕方がないので少し走りたんぼの畔を流れる清流で口をゆすいだ
 
 
寒くて死ぬかと思った
 
 
小屋へ戻ると
 
 
 
ゲロにまみれ痙攣していてる五十嵐を発見
 
 
 
どうしようもないので救急車をコール
 
 
 
即刻搬送
 
 
 
 
胃洗浄をしたらしい
 
 
 
 
後日談
 
 
 
 
俺は一口で吐き出したので建物に無断侵入で謹慎で済んだ
 
 
 
五十嵐は
 
 
強力なバクテリアを含んだカビと虫を食った為点滴しながら一週間入院した
 
 
 
この壮大な話から俺は恋とは本当に人を狂わせるのだと言う事を学んだ
 
 
またお会いしましょう

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 No.1610  投稿者/暗黒医師   2011/09/07

  豚串

  −夏祭りなると思い出す−

初めまして。暗黒医師です

今回は息子の話しです。

一昨年の事でした

息子と2人、地元のお祭りに行きました

母はボランティアで屋台の焼きそばを制作なう

そして何故か踊りながら。

生ビールを差し入れ、

メインイベントの『音と光の祭典』的レーザーショーを見るために屋台に息子と並ぶ。

行列が長い為ショーが始まる。

会場の電気は消され薄闇と化す。

ショーに感動しつつ購入の順番に。

豚串を10本購入し食べた。

持ち手に近い肉をガブリ!!モニュッ

アッー…生だコレ。まぁイイかと飲み込む

息子『何かブニャブニャする!』急いでペッてさせました。

−夜21時頃帰宅ー

息子を床につかせる

−午前1時47分悪魔襲来ー

寝起きのしこたま悪い息子が飛び起きた

私『…ん?臭う。』
布団に茶色の染み…と思ったら息子が走る
トイレへ向かう為茶の間でパンツ下ろすと同時に発射!!
君はドコの宇宙ステーションだ?
発射しながらトイレへダッシュ

見事な回し下痢で便器に座る

茶の間、廊下、トイレ、息子が下痢まみれ。

小さい体のどこにこんなに入ってた?

深夜3時頃息子を洗い寝かせた後朝方まで拭き掃除。

未だに条件反射で豚串を見るとお腹痛くなるようです。

皆様も生の豚肉にはお気を付けを。
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