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| No.963 投稿者/ぽんた | 2006/01/22 |
とれたて新鮮な魚
| 私が小学4年生の頃の話です。
当時まだ若かった父は釣りをするのが趣味で、よく山へでかけていました。
目的はイワナかヤマメです。大自然の中で生き残った、新鮮な魚たち…。その日の食卓には母が誇らしげに父が釣ってきた魚をフライにした物を並べていました。
「どんどん食え」
その言葉と共に、私は魚にかぶりつきました。
頭から半分程噛み砕いていると、残りの半身から何か黒くて小さな物が覗いています。
モグモグしながらよーく見ると、小さな足が生えています。ひっぱり出して見ると…
アリンコです。間違いありません。
頭の中が真っ白になり、思考回路停止。そして拒否反応を起こした私は、涙を流しながら現実を飲み込めずにガクガクブルブル状態…。
「あー、あー」と言い残した所まで記憶に残ってますが…あれから約10年。
今だに食品に対する不信感と恐怖が抜け切れず、拒食と過食の繰り返しです。
一匹の魚とアリンコにしてやられました。
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