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| No.772 投稿者/redcat | 2005/01/22 |
子持ちシシャモ … 調理当日
| それは私が高校生のとき、ある暑い夏の日でした。私が通っていた高校では弁当持参が基本でしたので、毎日母の手作り弁当を持参していました。お昼時になりお弁当箱の蓋を開けると、今日のおかずは焼いた子持ちシシャモ。私の大好物です。ありがとう、かあちゃん!
3匹あったので1匹食べ終わり、ふと食べかけの2匹目のお腹断面を見たときでした。ん?何か動いている?そう、見たこともない小さな尺取虫みたいな虫が玉子の隙間から顔を出しています!!!
当時少しクールな高校生を気取っていた私は動揺を気づかれないようそのまま静かに弁当箱を置き、呆然と眺めていました。するとその虫は、シシャモの玉子部分から抜け出し、弁当箱の中を尺取虫のように這っていくではありませんか。。。
家に帰ってから母に猛抗議してみると、そんなはずは無いと私を疑う様子。証拠を見せてやる!弁当箱を開けると、あの尺取虫くんはもうそこには居ませんでした。
そんな私も食品関係の仕事に携わるようになりました。扱う商品の中に子持ちシシャモがあるのですが、売れ残っていると少し不安になってくる今日この頃です。
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