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| No.771 投稿者/まりあ | 2005/01/22 |
卵付唐揚
| あれは10年前、私が夜勤から帰ってきたとき・・・母は、私がすぐに食べられるようにとテーブルの上に、いつもおかずを作って置いておいてくれていた。
疲れ切って、しかも腹が減っていた私は、テーブルの上の唐揚をおもむろに口へ運び母に感謝の思いを傾けていたそのとき・・・唐揚に異変を感じたのである。衣だと思っていたところどころにあるクリーム色のぶつぶつ、よく見ると、細長いつやのある粒がびっしり。それが何であるか知るのは時間はかからなかった。
同じテーブルの上にあった別のおかずの、ラップの隙間から潜り込んだ、多数の銀蠅。まさに今産卵中であった。そして私が食べた唐揚に付いていた無数の粒々、それは紛れもなく銀蠅の卵だった。
恐ろしくなった私は吐くことを試みたが吐けず、近所の病院に電話。
「あのう・・・胃洗浄してもらえませんか?」
電話に出た看護婦と思しき女性は緊張した声で「飲んだのは薬品ですかっ?」
「いえ・・あの・・卵・・蠅の・・」
看護婦さん、ドクターに聞いてみる、としばらくしてから「胃酸で死んじゃうそうだから洗浄しなくても大丈夫ですって・・・」と断られました。
そのあと下剤を飲んで強制的に出しましたが、この体の血や肉の一部はあの卵から出来ていると思うと今でも気持ち悪い!
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