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| No.554 投稿者/ヒナ | 2004/04/14 |
解熱剤 … 1年もの
| 上京してアパートで一人暮しをしていたときのことです。
不覚にも風邪をひいてしまった私、39度の高熱が2日たっても下がりませんでした。
熱で朦朧として歩く事もままならない状態。
病院に行く事もできず、薬を買いに行く事もできずに一人悶え苦しんでいました。
「やばい、何とか熱をさげないと。せめて薬があれば…。」
そこで思い出したのです。
去年もこんな風に風邪をひき、病院で診察を受けたことを。
「そうだ、あのときもらった風邪薬がまだあったはず。」
力をふりしぼり、床をはいずってなんとかその薬を探し出しました。
病院の人は確か抗生物質と言っていた…でも風邪でもらった薬なんだから風邪薬だろう…これで熱がさがってくれれば。
そう思って薬効も分からないまま、迷わず飲み込みました。
薬の利き目か自己暗示か、次の日熱は見事にさがりました。
しかしなんだか体がかゆい。がまんできない。
かくとヒリヒリと赤く腫れあがり、熱くて痛くてたまらない。
患部をタオルで冷やしながらまた別のところをかく。
そんな調子で全身の猛烈なかゆみと闘いながら一晩中、一睡もできずに苦しむこととなりました。
次の日、我慢できず皮膚科に駆け込んだところ「蕁麻疹です。何か心当たりはありますか?
食べ物とか、薬とか…。」とのお言葉。
薬。間違いなくあの薬でしょう。
でも1年前の薬を飲んだとは言えず、「わ、わかりません。」と焦って返答。塗り薬をもらって帰ってきました。
薬に期限等ないとなめきっていた私でしたが、あんなひどいアレルギー症状がでるとは…恐るべし。
あれ以来薬を買うときは製造年月日のチェックを怠りません。
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